「姫様は、お若い方ですのに、松の襲ばかりをお召に………お好きなのは分かりますけれど、やはり、新しい装束を仕立てさせたくないのですね、継母(はは)君は。」
松も襲の種類。表が青(現在の緑)、裏が紫。紅梅が春の襲であるのに対し、松は季節問わずに着られる。
「そうね。私は………葵の方が好きだけれどね………お姉様が羨ましいわ。母は卑しいけれど。」
「そうですわね!ええ、そうですわ!」
何だか、興奮してるのね。
見苦しいけれど。
「私の諱を、御覧?お姉様は普通の姫様みたいだけれど、私なんて、常よ。」
松も襲の種類。表が青(現在の緑)、裏が紫。紅梅が春の襲であるのに対し、松は季節問わずに着られる。
「そうね。私は………葵の方が好きだけれどね………お姉様が羨ましいわ。母は卑しいけれど。」
「そうですわね!ええ、そうですわ!」
何だか、興奮してるのね。
見苦しいけれど。
「私の諱を、御覧?お姉様は普通の姫様みたいだけれど、私なんて、常よ。」


