黄泉の舞姫

皮肉混じりで、そう、言った。

私には、母はいない。
とうの昔に死んだと聞いている。

「仕方ないわよね、継子になんて、情を持てないもんだわ。」

継子って、理不尽。
継母から継子へいじめって、よくある話しね。

『落窪物語』や『住吉物語』にも描かれていたわ。

落窪物語を例に出すと、高貴な姫君(母君が女王)が継母により、狭い「落窪」に隔離されて、ずっと縫い物だけをさせて、待遇も召使いより悪かった。

それを聞くと、私なんか、まだまだマシな方ではあるけれど。