悪魔の運動会



神様が居るのなら、こんな運動会をすることはなかった。


昨日まで普通に学校生活を過ごしていた俺たちが、競い合うなんて__。


森本瞳が撃たれたことに始まり、和田翔平の感電死。


競技が始まり、信吾が落ちた。


しかも、失格者を俺たち自身が投票で選ぶという。


同じクラスメイトを、俺たちが消し去るんだ。


世古佳恵に植松理沙、裏で手引きしていた寺脇リカがイジめられた復讐にと、陥れた。


斉木真一と山寺正人は、投票じゃなくても犠牲になった。ただの競技じゃない。一癖も二癖もある、人間の本性を刺激するような、理不尽な運動会に振り回されていく。


屋上から身を投げ出した、久米茜。野球部の面々も次々と居なくなっていった。


大玉転がしでは、やりたい放題の戸田裕貴を返り討ちにした、伊藤明日香。でもその後、裕貴に失格に追い込まれた。


騎馬戦では、俺と寺脇リカとの決選投票。白組が俺を救ってくれた。


旬との徒競走一騎打ちは、運動会を忘れて勝負にこだわる。


また会おうと、旬は約束した__。


けれど、敗者復活戦ではそれは叶わない。


いつも俺を支えてくれた相原も、居なくなった。


頼もしかった立花薫。残された俺たちのために、裕貴を連れていってくれたのだろう。


意外な一面を見せた樋口美咲は、やっばり俺のせいだ。


そして__。