「…今回の、」





「…ん?」





「今回の、件は…手を引いてくれ。」




300万まるまるはいっているケースを相島の前に置く。








「あら。…そんなに黒狐が大切になった?」




相島は私の全てを見透しているようだ。




…まるで、いつも近くにいるように………