ヒステリックに叫ぶ麻耶のお母さんを冷めた目で見つめ、私は距離を確実につめる。 「なによ…」 ゼロ距離になり、河に崩れ流れていく麻耶のお母さん。 「…ママっ!!」 流されていく母親を河のギリギリで見ている麻耶。 「麻耶、」 肩に手を置こうとすると、手を払われる。