「麻耶…私の家、くる?」 そう聞くと、麻耶は無言で頷いた。 いつも入りたいと言っていた私の家に入っても、麻耶はいつもの笑顔をみせてはくれなかった。 「…麻耶?」 そう呼ぶと、麻耶は泣き出した。 「珠麗…」 麻耶は私に縋りついた。