「…麻耶!またここに…はぁ…」 麻耶のお母さんは、また麻耶を引きずっていく。 その時に、私に助けを求めるような麻耶の目を見ても…何も出来なくて。 「…麻耶、」 手を伸ばしても、届かなかった。 …その日は夕方近くまで四つ葉のクローバーをさがした。