「麻耶!…怒られるよ!早く帰らないと…」 そう言うと、麻耶は笑って「大丈夫」といった。 「でも…」 日に日に増す麻耶の傷は痛々しかった。 「…ママに叩かれるより、珠麗に会えない方が、つらいもん。」 麻耶はいつもそう言ってくれた。 …私はその言葉に甘えてたんだ。