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Tストアは小さなスーパーだったけれど、駅前にあるので今日はとても賑わっていた。


普段と違い、若いお客さんも多く目につく。


休憩できるスペースが設けられているため、買い物の休憩で利用されているようだった。


Tストアで集合と言う時は大抵休憩スペースで待ちあわせなのだけれど、今日は使えそうになかった。


「仕方ないか、入口で待とう」


克矢がそう言い、入口の横に置かれているベンチに座った。


あたしも克矢の隣に座ったがまだ手が繋がれていることに気が付き、慌てて手を離した。


「あ、悪い」


「う、ううん。はぐれないようにしてくれて、ありがとう」