あたしは下から上から横からと、角度を変えて撮影を続けた。


「あははっ。面白いじゃん」


写真を加工してもそれをSNSに投稿することがなかったから、こんなに面白い物だとは思っていなかった。


自分の顔にコメントがつく。


それは今までにない経験だった。


気が付けば1時間で10枚もの写真を投稿していた。


外はもう真っ暗だ。


「やばい、遊び過ぎた」


あたしは慌ててベッドへもぐりこんだのだった。