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翌日、目が覚めると楠葉と四葉の2人からあたしの体調を気遣うメールが届いていた。


その内容にどんどん気持ちが冷めて行くのがわかった。


どうせこれも嘘だ。


あたしの機嫌を損ねないように気をつけているだけだ。


いつものあたしなら2人のメールに喜んだろうけれど、それももう無理な話だった。


あたしは2人に表面上だけのメールを返信して、制服に着替えたのだった。