隣の楠葉を見て見ると、すでに教室からいなくなっていた。


「うん」


あたしは四葉へ向けて頷き、鞄からお母さんの作ってくれたお弁当箱を取り出した。


「それなら一緒にベランダで食べようよ」


今日はとても天気がよくて、外で食べたら気持ちが良さそうだ。


「そうだね」


あたしはそう返事をして四葉と一緒にベランダへ出たのだった。