☆☆☆
1年生の下駄箱に近づいてきた時、笑い声が聞こえてきてあたしは歩調を緩めた。
今の声は四葉だろうか?
よく似た声だった。
今日は仕事があるから早く帰ると言っていたけれど、まだ下駄箱にいたようだ。
四葉がいるということは、楠葉もいるかもしれない。
そう思って足を進める。
「雅のあの顔、マジうけたよね!」
楠葉のそんな声が聞こえてきて、あたしは足を止めた。
嫌な予感が胸をよぎる。
聞かなかったフリをして教室へ戻ろう。
1年生の下駄箱に近づいてきた時、笑い声が聞こえてきてあたしは歩調を緩めた。
今の声は四葉だろうか?
よく似た声だった。
今日は仕事があるから早く帰ると言っていたけれど、まだ下駄箱にいたようだ。
四葉がいるということは、楠葉もいるかもしれない。
そう思って足を進める。
「雅のあの顔、マジうけたよね!」
楠葉のそんな声が聞こえてきて、あたしは足を止めた。
嫌な予感が胸をよぎる。
聞かなかったフリをして教室へ戻ろう。