「なぁなぁ! この加工アプリって知ってるか?」


廊下からそんな声が聞こえて来た。


「なにそれ?」


「これで加工したらすごいことになるんだぞ! だけど紹介された人だけが使える特別なアプリなんだ。お前にも紹介してやろうか?」


「やってみたい!」


楽しそうな声に俺は視線を向ける。


しかしそこにはもう誰もいなかったのだった……。