そう思い、あたしはスマホを取り出し。


《博正、大丈夫?》


そうメッセージを送るとすぐに返事が来た。


《あぁ! どうにか生きてる》


元気そうなメッセージあたしは顔をしかめた。


両足を失ったはずのなに、こんなに元気なワケがない。


博正にとってサッカーは命のように大切だったはずだ。


《今から病院行っていい?》


《今からって、お前学校あるだろ》


《早退する》


なにかがおかしい。


そう感じたあたしはすぐに帰る準備を始めたのだった。