加工アプリ

「お前なんかが博正に近づいてんじゃねぇよ!」


楠葉に怒鳴られたと思った次の瞬間、頬に痛みが走っていた。


あまりに強い衝撃に目の前に光りが散って見えた。


次に鼻の奥に鉄の香りがジワリと漂って来た。


どうやら鼻血が出たみたいだ。


「ブス! ブス! ブス!」


楠葉は狂ったように怒鳴りながら、あたしを殴る。


「あたしたちとお前とじゃ生きてる世界が違うんだよ!」


必死になって叫んでいる様子に、なんだかおかしくなってきてしまった。