「あはは! これ最高!」


現実に反省されなかったとしても、ストレス発散には丁度よかった。


どうしてもっと早くこれをやらなかったんだろう。


「すっごいブス」


写真の2人はお相撲さんくらい大きく膨れ上がり、原型をとどめないほどになっていた。


実際にここまでブサイクなってくれれば、もうあんな態度はとれないはずだ。


読者モデルだってすぐにクビになるだろう。


そう思うと、1度加工するだけじゃ物足りなかった。


2度、3度と繰り返し加工する。


これだけ加工しておけば明日もしかしたらブスになっているかもしれない。


「なーんてね。そんなことあるハズないか」


あたしはそう呟いてスマホをベッドへ投げたのだった。