加工アプリ

「昨日の読者モデルの仕事がハードで疲れてるだけ」


楠葉がそう言い、あたしを睨み付けて来た。


精いっぱいの強がりに見えてしまう。


読者モデルという肩書をアピールすることで、あたしの方が立場が下だと言いたいのだろう。


「そっか。読者モデルだもんね、忙しいよね」


本気になればあたしは専属モデルにだってなれるんだ。


そう思うと自然と笑みが浮かんでいた。


この2人を追い越す事はあたしには簡単なことなんだ。


「今日は身体測定だね。楽しみだなぁ」


あたしはそう呟いて2人を見たのだった。