加工アプリ

無言のままあたしの隣を歩き始める楠葉。


あたしは昨日見たテレビの話や、どうでもいい日常の話を1人でベラベラと話まくった。

その間楠葉は相槌を打つだけだった。


「おはよう四葉」


教室の前までやって来て四葉を見つけ、あたしはそう声をかけた。


四葉はあからさまに顔をしかめている。


「おはよう」


小さな声でそう言い、あたしから視線を逸らせた。


「どうしたの2人とも、今日は元気ないね?」


あたしは心配しているフリをしてそう聞いた。