加工アプリ

桜井君は驚いたようにそう言い、呆れたようなため息を吐き出した。


「あの2人があたしに近づいたのも、元々博正に近づきたいからなんだよ」


そう言うと、ふつふつと怒りが湧いてくる。


友達だと思っていたのはあたしだけだったんだ。


「そっか。だから焦ってるんだな」


「うん」


頷き、また水をひと口飲んだ。


「桜井君も、だんだんカッコよくなってきてるよね」


良く見て見ると昨日より二重がしっかりしてきている。


「あぁ、まぁね」


桜井君は照れたそうにそう言った。


「いつか、あの加工写真みたいな顔になるんだよね?」