「仮装の洋服だって自分たちで作ったんだから、ちゃんと見てよ?」


「わかってるわよ」


そうこうしている間に車は校門前に到着した。


すでに来賓用の駐車場は埋まりつつある。


グラウンドでは場所取りの父兄が奮闘していることであろう。


あたしはお母さんにお礼を言って車を下りたのだった。