「なに言ってるの? まだなにかに使う気?」


「いいから、貸して!」


あたしは花音を睨み付けてそう怒鳴った。


花音はしばらくあたしを睨み返していたが、小さくため息を吐き出すと鍵を開けてくれた。


あたしは勢いよく引き出しを開けて中を確認した。


復讐日記が書き替えられたに決まっている。


じゃないと次々と同じことが起こるハズがない!


そう思い、日記を凝視する。


けれどそこに書かれていることに変更はなかった。