1、この日記はできるだけ毎日書きましょう


2、日記に書いたことはすべて現実に起こります


3、この日記と他の日記を並行して使うことはできません


「あ……」


3番目の説明書きに全身から力が抜けるのを感じた。


あたしはすでに復讐日記に書きこんでいる。


だからこの日記は使えないのだ。


落胆すると同時に、どこか安堵している自分もいた。


今までずっと復讐のために生きて来たのに、今更誰かの幸せを願うことなんてできなかった。