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花音は絶対に復讐日記を持っている。
自転車を押して家へと帰りながら、あたしはそう確信していた。
花音の家に行った日から、花音は電話にもメッセージにも返事をしなくなった。
きっと、復讐日記を手に入れたからだ。
あたしには日記を使うなと言いながら、本当は花音自身があの日記を欲しいを思っていたに違いない!
あたしは下唇をきつくかみしめた。
あたしが書いていた日記はもうすぐ終わる。
そうなれば……。
一瞬、両親が事故死する映像が脳裏を走った。
2人分の頭があたしの足元へゴロリと転がって来る。
「どうしても、花音から日記を取り返さなきゃ……」
あたしは、そう呟いたのだった。
花音は絶対に復讐日記を持っている。
自転車を押して家へと帰りながら、あたしはそう確信していた。
花音の家に行った日から、花音は電話にもメッセージにも返事をしなくなった。
きっと、復讐日記を手に入れたからだ。
あたしには日記を使うなと言いながら、本当は花音自身があの日記を欲しいを思っていたに違いない!
あたしは下唇をきつくかみしめた。
あたしが書いていた日記はもうすぐ終わる。
そうなれば……。
一瞬、両親が事故死する映像が脳裏を走った。
2人分の頭があたしの足元へゴロリと転がって来る。
「どうしても、花音から日記を取り返さなきゃ……」
あたしは、そう呟いたのだった。



