復讐日記

転がり出した体を自分で止める事は難しい。


吉田は悲鳴を上げ、体のあちこちをぶつけながらおちて行く。


血が流れ、それが階段にしみこんでいく。


「あははは!」


吉田の悲痛な叫びも、流れる血も、どれもこれもがおかしかった。


あたしはお腹を抱えて笑い転げた。


長い階段をどこまでもおちて行く。


最後の方には悲鳴は消えて、体もまるで意識のない人形のような状態だった。