「うん。この前の事故の起こった通りがあるじゃない? そこの歩道に死んでるの、私偶然見ちゃったんだよね」


そう言って顔をしかめている。


蛇の死骸……。


あたしは昨日自分で書いた日記を思い出していた。


もしかしたら、あれに繋がってきているのかもしれない。


そう思うと、心が躍った。


「あたしは気が付きませんでした。でもきっと誰かが片付けてくれますよ」


あたしはそう返事をして、仕事へ戻ったのだった。