絶対彼氏

洋二は笑顔のまま公園内を走りはじめる。


「もっと早く!」


指示を出すとスピードを上げる洋二。


実際の洋二よりももっと早い。


「すごいね。ロボットだから疲れ知らずだね」


成美が洋二へ向けて拍手をしてそう言った。


「どうかな?」


そう言った雄大が走って来た洋二へ向けて足を延ばした。


あっという間に洋二はこけて砂まみれだ。


それでも笑顔で顔を上げる洋二。