絶対彼氏

自分で学習できないなら、なにも変わらないということだ。


「夜になるとスイッチを切ればいいらしい」


雄大の言葉にあたしは首をかしげた。


「スイッチってどこ?」


「鎖骨あたりにあるらしい」


そう言われてあたしは洋二の服の中を覗き込んだ。


瞬間、カッと体が熱くなる。


洋二と同じような筋肉質な肉体がそこにあったからだ。


「なに赤くなってんだよ」


雄大がそう言い、笑い声をあげる。