絶対彼氏

☆☆☆

アンドロイドのぎこちなさはおしゃべりだけではなかった。


動きもロボット的でぎくしゃくしている。


自分で歩けるけれど、いつこけるかと冷や冷やして見ていないといけない。


なんとかあたしの部屋まで辿りついたけれど、階段を上がる時は3人で洋二の体を支えなければいけなかった。


こんなんじゃ外へ出てデートすることもできない。


「座ってるだけなら問題ないのにね」


あたしのベッドに腰を掛けている洋二を見て成美はそう言った。