☆☆☆
お昼の図書室は数人ほどしか生徒がいなかった。
教科書を広げている生徒たちの合間を縫って、あたしと洋二は文庫コーナーへと向かう。
ズラリと並ぶ文庫は正直知らない作品ばかりだった。
「俺のオススメはこれ」
その中でも一番目立つように並べられている本を洋二が手に取った。
タイトルを見てみると、最近映画化されたファンタジー作品だとわかった。
だから目立つように置かれていたようだ。
「これならタイトルを知ってるよ」
「だろ? 有名だし、読みやすいようにリメイクされてるヤツだからオススメ」
そう言われて少しだけ体が熱くなるのを感じた。
お昼の図書室は数人ほどしか生徒がいなかった。
教科書を広げている生徒たちの合間を縫って、あたしと洋二は文庫コーナーへと向かう。
ズラリと並ぶ文庫は正直知らない作品ばかりだった。
「俺のオススメはこれ」
その中でも一番目立つように並べられている本を洋二が手に取った。
タイトルを見てみると、最近映画化されたファンタジー作品だとわかった。
だから目立つように置かれていたようだ。
「これならタイトルを知ってるよ」
「だろ? 有名だし、読みやすいようにリメイクされてるヤツだからオススメ」
そう言われて少しだけ体が熱くなるのを感じた。



