絶対彼氏

一瞬無視してやろうかと思った。


しかしすぐに気を取り直して部屋を出た。


もしかしたら次のアンドロイドが届いたのかもしれない。


そう思い、階段を駆け下りる。


すりガラスの向こうには大きな段ボールを持った配達員が立っている。


それを見た瞬間、心臓がドクンッと跳ねた。


あの多きさ、アンドロイドかもしれない!


「はい」


荷物を運び入れてもらってハンコを押す。