「でも、なんで俺なんか……」


今度は不思議そうな顔になる勇。


勇は平均的な顔だ。


美人なユナが自分を好きになるなんて、考えてもいなかったんだろう。


「趣味が会うからじゃない?」


「1度会ったばかりなのに、そう思ってくれるなら嬉しいな」


「またユナに連絡する?」


「あぁ、実はメールを送ってるんだ。まだ返事はないけど」


あたしはその言葉に頷いた。


勇の態度を見る限り、返信してもよさそうだ。


「きっと返事がくるよ」


あたしはそう言ってほほ笑んだのだった。