可愛い可愛いと頭を撫でてくれる。


そうでしょう?


あたしの顔はこんなに可愛いの。


下の顔がいくら痛くっても平気。


だって、この痛みを我慢していればカナタ先輩はあたしを愛してくれるんだから。


「あたしのことどのくらい好き?」


カナタ先輩に腕枕をしてもらいながら、可愛らしくそう聞いた。


「すっごく好きだよ」


そう言って頭を撫でてくれる。


「世界で1番?」


「あぁ、もちろん」


「この先もずっと?」


「うん……そうだと思ってたけど、どうかな」