「ナナが強引に家まで来るなんて思ってなかったよ」


ラブホテルの一室、あたしもカナタ先輩は全裸だった。


暖かな布団にくるまれてまどろんでいる。


あたしはあの後カナタ先輩の家に押しかけていた。


家の場所は以前から知っていた。


学校内でも有名な人だから、そのくらいの噂はすぐに流れてしまう。


カナタ先輩も大変だよね。


あたしがいるのに、今日も他の女に告白をされたと言っていた。


「どうしても会いたくなって」


「可愛いよ、ナナ」


カナタ先輩があたしにキスをしてくれる。