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次に目を覚ました時は病院のベッドの上だった。
両親が心配そうにあたしを覗き込んでいる。
「葉月! 大丈夫?」
お母さんがあたしの手を握りしめる。
首を動かそうと思ったら、顔が重たい事に気が付いた。
重たい手でそっと触れてみると、顔中に包帯が撒かれているのがわかった。
「あたしの……顔……」
「大丈夫よ。綺麗になるから」
「綺麗……に……?」
「そうよ。綺麗に、元通りになるって」
そう言ってほほ笑むお母さん。
次に目を覚ました時は病院のベッドの上だった。
両親が心配そうにあたしを覗き込んでいる。
「葉月! 大丈夫?」
お母さんがあたしの手を握りしめる。
首を動かそうと思ったら、顔が重たい事に気が付いた。
重たい手でそっと触れてみると、顔中に包帯が撒かれているのがわかった。
「あたしの……顔……」
「大丈夫よ。綺麗になるから」
「綺麗……に……?」
「そうよ。綺麗に、元通りになるって」
そう言ってほほ笑むお母さん。



