こんなところまでついて来て、カナタ先輩の悪口を言うような人のことを、信用なんてできるハズがなかった。


「行こうナナ」


カナタ先輩があたしの手を握りしめた。


「はい」


あたしは頷き、カナタ先輩と一緒にファミレスを出たのだった。