ユナと梓を引き合わせるのは次の土曜日という事になった。


日にちはまだ先だ。


それまでにあたしは少しでも肌の調子を整えることに専念した。


念入りに洗顔し、病院でもらったクリームを丁寧に付ける。


少しシミたけれど、それも我慢した。


フェイスを着用しないことで肌の調子は少しだけ良くなった気がする。


「葉月、今日の放課後一緒に遊びに行かない?」


数日後、彩羽にそう声をかけられた。


彩羽の隣には山田君がいる。


「え、3人で?」


「うん。最近できたスイーツ屋さんに行こうよ」