あたしも始めは驚いた。


けれど、こんなにもあたしのことを思ってくれているのだと思うと、それも徐々に可愛く見えてくる。


カナタ先輩はあたしが可愛すぎたから、思わず声をかけたんだ。


それなら仕方がない。


またあのフェイスを付けてあげなきゃね。


そう思い、鼻歌気分でお弁当を食べたのだった。