『午後6時。〇〇料亭、雪村くんに直接聞いたの、私に言うってことは小雪にも伝わるって分かるはず、雪村くんも心のどこかで小雪が来るの、待ってるんじゃないの?』 〇〇料亭って確かお金持ちが通うって有名な老舗料亭だ。 入ったことなんてもちろんないけど場所なら分かる。 「夏海ちゃん、私、頑張ってみる」 私は返事も聞かずに通話を切ると走り出した。