*海里said*
やっぱ小雪ちゃんの答えはこれなんだ。
手の中のものをじーっと見つめる。
小雪ちゃんに似合うかなって思って買ったネックレス。
チェーンの部分が壊れてしまっていた。
やっぱ小雪ちゃんは俺のことなんて何とも思ってない。
小雪ちゃんを追いかけるのを諦め、俺は百合が待つ校門まで戻る。
「あ、海里、戻ってきたぁ!」
嬉しそうに飛び跳ねる百合。
「ねえねえ!あれが海里の好きな小雪ちゃん!?!」
可愛くてドキドキしちゃった!とニコニコする百合。
そう、百合は俺のことなんて恋愛感情で好きなんてこれっぽっちも思ってない。
しかも...百合は今好きな人がいるらしい。
両方の親がうるさいからお見合いはするけどカタチだけ。
百合が断るという設定で進められることになっていた。

