俺様総長に愛されたお姫サマ!?

私は2人のことを確認し、抱き着いた。


2人は1年前、ある事件に巻き込まれこの世を去った…私の実の兄と姉…


「はる姉っ…はる兄っ…」


〝真琴…〟


「どうして2人がここに…ここはどこなの!?」


〝真琴…もう、時間がないの…〟


「え…?」


〝…真琴…お前は俺たちが死んで…復讐をしようなんて思ってないか…〟


ドキ…


〝…ねぇ…真琴…私たちは真琴にはそんなことしてほしくない…〟


「でもっ…あれはあきらかに誰かが二人のことを!!」


〝…過去にとらわれないで…〟


「っ…」


〝…新しい仲間に出会って…新しい人生を歩むのよ…〟


はる姉がそういった瞬間、突然私の足元が崩れだした。


「っ!!まって!!」


ガラガラー…


私は地面に吸い込まれるように落ちて行った。


「はる姉!!はる兄!!」


〝〝愛しているよ…真琴…〟〟


「いや!!!私を!!」


1人にしないでー…