俺様総長に愛されたお姫サマ!?

「戒!何もそこまで殺気を出さなくたっていいじゃない!」


え…


「俺が…千紘に?」


(自覚が…なかったの…?)


「…あぁ、バリバリ出てたよ」


「…そうか…」


「もう!戒くん!後でちーちゃんに謝ってよね!」


「あぁ…」


「今日は喧嘩じゃなくてユウヤくんの歓迎会だよ?」


「あぁ…悪かったな…律…」


「…それはさておき、戒…」


柊也は片手にパソコンを抱え俺の元へ歩み寄ってきた。


「…一応確認はしとくが…いいか?」


「あぁ、頼む。あいつのこと調べてくれ」


「わかった」


ガチャ…


「うわっ…なんだよこの扉!」


そこへユウヤ…赤城裕也(あかぎ ゆうや)が屋上へ来た。


「あ、みなさんこんにちわ。…って、さっきバカ千紘が泣きながら階段降りてってましたけど…なにか………あったんすね…」


全員の視線は俺のほうへとむけられていた。