俺様総長に愛されたお姫サマ!?




『そう、新入生ね。なら教えてあげるわ。この屋上はあんたみたいな一般の生徒は入ってはいけないのよ!』


あの人たちは…〝族〟の一員…幹部ってとこかな…


もしかして、2人のこと知ってる人がいるかもしれない…


「…調べてみる価値はありそう…」


私は何もなかったかのように階段を降り始めた。


もう、入学式終わったかな…


カツカツ…


誰か登ってきた…


私は階段の端に寄った。


あれ、この上って屋上しかないはず…今から登ってくる人たちってもしかして…


「お前…」


「え…」


ガッ!!


「いっ…なっ…なにすっ…」


私は突然腕を掴まれた。


これで今日引き止められたの3回目…


「…お前…」


「な…なんですか!」


ギリッ…


痛いっ…


ッバ!


っ…


男子生徒は私から手を放し上へと登って行った。