俺様総長に愛されたお姫サマ!?

「…あんた…」


…?


「名前はなんていうの」


…名前…か…


ッス…


私は立ち上がり、ツインテールちゃんの横を通り過ぎて行った。


「ちょっ!あんた待ちなさいよ!」


ガッ…バシ!


「なっ!」


「「「!?!?」」」


ツインテールちゃんは私の腕を掴んできたが、私はその腕を払いのけた。


…ニコ…


「人に名前を聞くときは、まずは自分から名乗るのが普通では?」


私は笑顔でそういった。


「あんったっ…何様のつもりよ!!」


何様も何も…


「ここの新入生ですが…」


「そう、新入生ね。なら教えてあげるわ。この屋上はあんたみたいな一般の生徒は入ってはいけないのよ!」


一般の生徒…?
なるほど…この人たちは…


「…よくわかりました。私は一般の生徒ですので二度とここには立ち寄りませんね」


「え…あ…」


「それでは、失礼しました」


私はそういい屋上から出て行った。