リビングに行くと、テーブルに手紙が置いてあった。




俺が昨日書いた手紙…。


やっぱり読んでくれてないか。






「はぁ……」



でもあいつ、どこに行ったんだろう…



思い当たるのは…真央。


真央だ。






「もしもし真央?!」



『あぁうん。』



「美雪は?!真央のところにいるか?!」



『うん、いるから安心して。
って言うか、不倫ってほんとなの?!
ありえないんだけど。』



「……そうじゃないんだよ…………」



『まぁ、分かった。
美雪のことは心配しなくていいから。』



「ごめん。」