『ふたりは手を繋ぎ、都内のホテルへ入っていったとの事です。』








「……へー。そうなんだ。」



「いや、これは…………」



「これは、なに?!?!
家から出て行ったあとそんなことしてたの?!?!
あたしや美音より雪菜ちゃんを選ぶわけ??」



「だから、これは…ちが」



「違わない!
大輝のバカ!!!!!!!!
………………………信じてたのに。」








泣きそうなところを耐えて、

大輝を思いっきり睨みつけて、

部屋から出ていった。