NIGHT MOON 2

「もう少しの間一緒に居てくれるよな?居てくれないとキスするよ」

リナの唇に軽く指で触れ
開いていた玄関のドアを閉めて
壁にリナを押しつけると
思いきり夜月は顔を近づけて
今にでもキスしてしまうかのような
至近距離に迫った。

(「え?」)

フッと笑う夜月に対して
リナは真っ赤に顔を染めて
ドキドキが鳴り止まず
頭の中が真っ白になっていたのだ。