お前の唇、奪っていい?



「だから、祐誠くんのスケジュールも知ってるっていうわけ。
ちなみにあのコンビニで働いてる理由はもちろん、たまに祐誠くんが来るから!へへ」




いや、へへ、じゃないでしょ!


完璧それ、ストーカー行為だから...




流石に呆れて何も言わないでいると、奥村さんはそれをいいことにどんどん話しかけてくる




「祐誠くんがいない時に言いたくて。ねぇ、今度3人でどこか遊びに行かない??」


「さんにん、って...」




私と、奥村さんと、祐誠ってことだよね...




「あの、私はいいです...ふたりでどうぞ...」


「えぇ、冷たいなぁ。あたし、舞ちゃんとも仲良くなりたいのに!」




もう!と頬を膨らませる奥村さんは、少しムカつくけどやっぱり可愛い




きっと、私から誘わないと来てくれないからだろうに...嘘つかなくてもいいのになぁ




「私が祐誠のこと誘うから。それでいい?」


「誘うのはお願いする!でも、あたしは舞ちゃんとも行きたいの。絶対3人がいいの!」




う、めんどくさい...