久しぶりに見た君は、あの日の君のままだった。 久しぶりに会った君は、俺の知らない君だった。 君に見えていた世界と、君に見えている世界。 違っていると気づいた俺に、出来ることなんてあるんだろうか。 臆病な俺に、君と向き合う勇気なんてあるんだろうか。 そう思うのに、どうしても俺は、 何度も君に手を伸ばしたくなってしまう。