今すぐ好きを。

それに、もっと意外なのは、凪君が教えて貰ってること!


逆だと思ってた…。

凪君も、頭悪くないんだろうけど、何というか……。


三橋君の教え方があまりにも上手くて!

私も数学苦手だし、教えて貰えないかな〜、なんて、思ってたり?


「悠ちゃん、悠ちゃん、数学、ここ教えて」


ただ1対1は厳しいから、悠ちゃんに教えてもらおう。

「ごめん千尋!数学1番無理なの!」

「むしろ私が教えて欲しいくらい……」


悠ちゃんはそう言って、顔の前で手を合わせた。


う〜ん、どうしよう?

「数学なら、俺得意だし、教えよっか?」